このイベント
ではじめて知ったバンドであるDALLJUB STEP CLUBが、ライブの最後にアルバムリリースしますリリパも開催しますという告知をしていた。ので行った。LIVEHAUS。LIVEHAUSにはガラナがあるしアマレットも置いてある。アマレットをお菓子作り以外の用途ではじめて見かけた。
演奏者たちは「置いてきぼり曲」?「置き去り曲」?と称し、ブリッジを長めに取りながら悠々と曲を連ねて披露していく(おそらく「観客が置いてきぼり」の意だろうが、全くそのようなことはなかったと言い添える)。音の引き出しの多さと、以前も書いたように「面的に鋭い」、正しく打撃と呼ぶべきドラムが魅力的。
オープニング・クロージングDJがTYO GQOMだった。設営上、DJブースがステージひいてはスピーカーに垂直に組まれているから、仮に観客がDJの方を向くとすると、時として殴打めいた低音が右半身に降りかかることになる。スピーカーの内部で今にも亀裂しそうなパーカッション。とりわけオープニングの中盤(オープニングの中盤?)で挿入された横殴りの三連符は凄まじかった。
また、数歩移動するだけで音の体への響き方が変わり、あの小さな空間の中だけで変化に富む音地図が触覚的に描かれているように思われた。あまり知識のないジャンルの曲を踏んで踏んで、他の観客から声が上がる曲にそうなのか~と思ったりしているうちに、終盤も終盤で掛かった「So U Kno」の、知り合いに行き会えたような嬉しさたるや。