2024-01-01から1年間の記事一覧
◼️TCAA2022ー2024受賞記念展 ・津田道子「Life is Delaying 人生はちょっと遅れてくる」 入ってすぐの展示室〈生活の条件〉(2024)では、暗い室内にいくつかの額縁、鏡、そしてスクリーンが懸けられ、その中に時折役者たち...年齢や性別はさまざまで、皆白シャツ…
年度末の就労者として業務その他作業の反復にシコシコ勤しむうち、反動的に思い立って22時を回ってから家を出た。前売券は公演日21時まで購入できたが、当然所持していない。渋谷付近に差し掛かった頃には既に折り返し終電が怪しい時刻に到達しており、これ…
このイベント ry-kun.hatenablog.com ではじめて知ったバンドであるDALLJUB STEP CLUBが、ライブの最後にアルバムリリースしますリリパも開催しますという告知をしていた。ので行った。LIVEHAUS。LIVEHAUSにはガラナがあるしアマレットも置いてある。アマレ…
舞台芸術制作者オープンネットワークが主催する、「人と舞台芸術のあり方を見つめ直」すための配信講座シリーズ。アーカイブをテーマに据えた第5回は、社会学者の吉見俊哉氏と、作曲家で「紙カンパニーproject」のメンバーでもある松延耕資氏が講師を務めた。 講…
文京シビックホールである。雨の中、東京ドームに流れていく揃いのバッグの人たちを横目にホールへ向かう。そちらはそちらで別のコンサートらしい。文京シビックセンターは建物を貫く大きな吹き抜けがあって、チケットセンターが2階にある。ロビーがホールだ…
ピアソラのスペシャリストを標榜する四重奏団(Vn./Vc./Cb./Pf.)「El Cielo 2020」のオールピアソラ、完全生音でのライブ。 そもそもピアソラでいうと自分は去年の暮れに(『オタクはelctro swingが好き』を引用して)「オタクはピアソラが好き」などと適当を抜かし…
「空間演出機材を多数導入した『光る』実験的PARTY」(公演情報より引用)を掲げるイベントで、本回が3回目の開催となる。光に群がる蛾のモチベで行く。照明ガン見することに正当性が付与されている空間は嬉しい。 会場はDJブース側に上手・下手、高・低合計4ヶ所…
12月に思いがけず目撃したsentimental hardwareを観て、もう一度何が起きていたのか確かめたかった。ので行った。 SPREADは採石場の地下にできた洞のような空間だった。吊り下げられた持ち込みの白い電球は、前回観たときはその点滅によって白昼夢のような効…
LEO氏(筝)・黒田鈴尊氏(尺八)による公演。新春らしく(下旬だが)「春の海」に始まり、現代邦楽の名曲からクラシックカバー・電子音楽カバーまで、公演タイトル通りジャンルを横断するプログラム。 宮地楽器ホールは木とコンクリの取り合わせが美しい一方、入館~…
戦前日本において流行した前衛写真運動と、その精神性を受け継いだ戦後の写真潮流を、瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄の4名をキーパーソンとして追う展覧会。ここまでに千葉・富山・新潟を巡回。 松濤美術館においては、第1会場(2階)で前衛写真の登場~大…
※一部上演中の作品のテキストに言及しています。 吉祥寺シアターは開口部が多い劇場だ。そもそも舞台が額縁なくひらかれたエンドステージではあるのだが、4ヶ所の客席扉は別にしても側面6ヶ所の左右扉、欄干から見える階段の非常口サイン、今回については奈…